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Q10
1. 特になし
2. アンカーの格納時外板と爪が完全に接触しない場合がある
3. 海底が砂場において走錨しやすい
4. (船主の立場)内航船の居室の近代化の為船尾棲正面風圧面積及び貨物船は2層船型であり艤装数法制時の条件と変わり風圧面積は増大、更に海底条件の悪化により走錨の危険あり/少数化された乗務員の沖待ちの時夜間等走錨当直は実船上困難と思われる。天候急変による走錨発生例あり/高把駐力錨が望ましい
5. JIS型アンカーでは爪が海底を掻いていても、一度上に反転(反転しやすい、又必ず反転する)したら二度と下に向かない。強風下で走錨し始めると風力が落ち、チェーンがたるみ始めても走錨する。定員の少ない内航小型船で一夜アンカーワッチを立てることは疲労もありかなり難しい
6. JIS型アンカーは長期にわたる使用実績があるが、これまで特に目立つような損傷、クレームは無い
7. 使用上の問題点は確認しておりませんが、把駐力係数が小さい上走錨時の姿勢安定性が悪いと言われている
8. JIS型のアンカーリングの取付け位置がシャンクの外にあり高把駐力アンカーより悪い
9. ピン類の摩耗による取り替えが多い/爪の曲がり、シャンクの曲がりは高把駐力アンカーに比べれば少ない
10. 過去5年間でブレードが曲損する損傷が2件発生
11. パイバランス、パーフェクトアンカーの製造メーカーとして述べるならば、性能劣悪なホールス改悪型(?)アンカーを、この国がJIS規格に取り入れた事で受けた損失は、危険を伴うため一般産業機具をJIS化する事により得られる恩恵と比較し得ない異質な物で、他面で技術を固定化し進歩発展を阻害し、永きに捗り船舶を危険に晒してきた。更に保険もこれを認めていた。今日、一日も早く廃止を実施し、保険の対象から除外し、新アンカーの普及に励まねばならない
12. 走錨した場合、急激に把駐力が失われ復元しない/風向きが変化することに反応(対応)出来ない

 

 

 

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